今回はマヌカハニーの規格、「UMF」と「MGO」の記事になりますが、僕自身が現在愛用しているのは「UMF」のものです。
初めてマヌカハニーを購入してみようかなと検討しているかたにとっては、「どっちがいいんだろう?」「何が違うんだろう?」といった疑問があるかと思います。
最初に6年使ってみての結果から言うと、
どっちでもいいです!
自分に合ったものを買えばいいです!
とはいっても、「UMF」と「MGO」について最低限の知識はないと、せっかくお金を払って購入したマヌカハニーを食べても思ったような効果は出ません。
この記事はこんな方におすすめです。
- 初めてマヌカハニーの購入を検討している方
- マヌカハニーを食べているけど効果が実感できない方

「UMF」「MGO」とはいったい何!?
「UMF」[MGO」とは、マヌカハニーの品質・効果を表現した「規格・格付け」です。
なぜ格付けが必要なのかというと、マヌカハニーが朝食のトーストにたっぷり塗って食べるような一般的にスーパーに売られているようなハチミツとはまったく異なるからです。
マヌカハニーを摂取する目的は、健康維持や医療効果の期待、美容効果など単なる食品としての目的ではなく、プラスαの効果を期待して摂取することがメインだからです。
毎朝トーストに塗って食べるハチミツは安くても値段と美味しさのバランスが取れていればOKなので、安くてもそれなりに美味しければ購入するわけですが、マヌカハニーは高価なのでそうはいきません。
せっかく高いお金を払って購入したのに、思ったような効果が全くない。となると困りませんか?
そんな事態に陥らない為、このマヌカハニーは信頼できるという証が必要なのです。
UMFとは

(引用:UMF協会ホームページ)
UMF(Unique Manuka Factorの略)は、直訳するとマヌカ独自の要素となり、マヌカ独自の抗菌作用成分がどれだけ含まれているかを示します。
UMFはマヌカハニー規格の先駆的存在であり、1998年にマヌカハニー研究の第一人者であるピーターモラン博士が作った規格です。
UMFの商標を使用することができるマヌカハニーはUMFハニー協会認定の商品だけであり、協会によって粗悪品が世の中に出回らないように監督されています。
UMFマークに表示されている数値は、抗菌活性成分が同じ濃度の消毒薬のフェノールと同じ抗菌作用があることを示しています。病院で医療用に使用されている消毒液の濃度と比較して、どれほどの抗菌効果があるのかを表現しています。
病院の消毒液と比較するなんで、もはやただのハチミツではなく薬です。
病院で使用している消毒液の濃度がどれほどなのか一般人は知らないと思うので調べてみました。
効能・効果 | 用法・用量 |
手指・皮膚の消毒 | フェノールとして 1.5 ~ 2 %溶液を用いる。 |
医療用具、手術室・病室・家具・器具・物品などの消毒 | フェノールとして 2 ~ 5 %溶液を用いる。 |
排泄物の消毒 | フェノールとして 3 ~ 5 %溶液を用いる |
痒疹(小児ストロフルスを含む)、じん麻疹、虫さされの鎮痒 | 痒 フェノールとして 1 ~ 2 %溶液を用いる。 |
手指・皮膚の消毒と同じ抗菌効果をUMF規格のマヌカハニーで代替しようとするとUMF2+になるということです。
そう考えてみると僕が普段食べているマヌカハニーはUMF15+なので、病院の消毒液の10倍近い効果のものを食べていることになるのか・・・
逆に体に影響ないのか心配・・・
UMFの商標を使うことが認められた、養蜂家、生産者、輸出業者の一覧はUMF協会のホームページに記載されているので、ニセモノかどうかを判断するときの参考になります。
MGOとは
MGOはメチルグリオキサールの略で、マヌカハニーに含まれる特別な殺菌成分のことです。マヌカハニーに表記されているMGOの数値は、この特別な殺菌成分がマヌカハニー1kgあたりに含まれている量(mg)を表します。
なので、MGO83+であれば、マヌカハニー1kgに83mgの殺菌有効成分(メチルグリオサキール)が含まれているということです。
当然、この数値が高ければ高いほど有効成分が多く含まれたマヌカハニーということになるので効果が見込まれる期待も大きいですが、その分高価になります。
また、MGOはUMFよりも後発であり、ニュージーランドの「マヌカヘルス社」がドイツの研究パートナーとともに開発したものです。
MGOがでるまでは(UMFの出た頃)はマヌカハニーに含まれる成分の中で何が有効成分なのか分かっていませんでした。
このマヌカヘルス社の研究により、有効成分がMGOと特定され、この有効成分であるMGOがマヌカハニーの中にどれくらい含まれているかを示す規格・評価システムが「MGO」となります。
MGOの評価システムは、マヌカハニーの生産者である「マヌカヘルス社」が開発したものなので、基本的にはマヌカヘルス社製のマヌカハニーにMGOの表記がされています。
「UMF」と「MGO」の違い
「UMF」と「MGO」の目的は、消費者に安心して高品質のマヌカハニーを購入してもらうために規格化し、マヌカハニーの有効成分がどれだけ含まれているかを正しく数値化することにあります。
なので、両者の違いは、「誰が作った規格なのか?」「数値の表記方法」くらいです。
それぞれが敵同士ということではなく、実際に「マヌカヘルス社」もUMFはちみつ協会のメンバーなのです。
消費者側からすれば、どの数値のマヌカハニーを購入すれば効果が見込まれるかが分かっていればいいだけで、あとは自分の気に入った商品を購入するのみ。
「UMFだから安心」「MGOのほうが効果がある」
とかいったことは一切ないです。ただの記号の違いぐらいの感じです。
規格/数値 | UMF5+ | UMF10+ | UMF12+ | UMF15+ | UMF18+ | UMF20+ | UMF25+ |
MGO83+ | MGO263+ | MGO356+ | MGO514+ | MGO696+ | MGO829+ | MGO514+ | |
価格帯 | 2,500円~ | 3,500円~ | 4,500円~ | 5,000円~ | 7,000円~ | 8,000円~ | 10,000円~ |
効能 | 栄養補給 | 健康維持 | 健康維持 | 抗菌作用 | 抗菌作用 | 強い抗菌作用 | 抗菌作用 |
経験上、UMF5+はお試し用なので、効果を実感することは厳しいと思います。
個人個人での利用目的に沿った数値のマヌカハニーを購入する必要がありますが、最低限の健康維持を目指すのであればUMF10+以上は必須です。
目的別にそったおススメのマヌカハニーは以下の記事で紹介しています。

まとめ
結果的に「MGO」「UMF」どっちでもOKです!
MGOだとマヌカヘルス社のマヌカハニーになるだけです。UMFだと色んな生産者のマヌカハニーが選べます。
両方の規格のものを経験済みですが、正直違いは分かりません。それくらい規格がしっかりしているものなので、自分の利用目的にあった数値のものを購入すれば、どっちでの規格でも大丈夫です。
